小泉武夫先生の本

食でたどるニッポンの記憶

昭和18年に福島県で生まれた小泉先生は70歳代。


小泉先生が子どもから大人になるまでの間、どんなものを食べて来たのかの記憶を辿りつつ、戦後から今に続く日本の食文化の70年の激変を紹介している。




文を読んでいると高度成長期生まれの自分にも分かる食べ物が頻繁に登場し「あー、これ知っている❗️うまいんだよな〜。もう一度あの味、食べてみたいなー」…という唾液日和が続く。



また小泉武夫先生の食に対する興味の深々さにあっけに取られる場面の連続……何回も度肝を抜かれました。



小泉少年がある時エスカルゴの餌はブドウの葉である事を知って、じゃあと近くでカタツムリを捕まえてきてブドウの葉を餌に育て、やがて大きくなったそのカタツムリをカラから引き出して料理して食べたら美味しかった、とか書かれてあって、ぶっ飛びました💦



以下の目次を見るだけで卒倒する人もいるのではないでしょうか😃



昭和20年代

「おしゃぶりは干し芋」

「泣くと身欠きニシンが泳いできた」

「棒ダラとの長い付き合い」

「肉は町の肉屋ではなく、山で調達」

「野うさぎのウサギ汁に舌鼓」

「すずめ捕獲作戦」

「カラスのろうそく焼き」

「赤ガエルの肉は甘くてうまい」

「シマヘビは売っておこずかいにした」

「ドジョウとウナギは料理屋へ」

「俺式オリジナル小鮒漁法」

「家の池に鯉が自然繁殖」

「イナゴ取りでみんながハッピーに」…


昭和30年代

「マヨネーズの衝撃」

「魚肉ソーセージで子分を増やす」

「血湧き肉踊るジンギスカン」

「焼きそばとの偶然の出会い」

「インスタントラーメンの登場」

「自動式電気釜の登場」

「弁当にも肉が入るようになった」…






ところで、本の最後のほうでは沖縄と奄美大島のことが書かれていて、この本で小泉先生の言いたいもう1つの事…日本の食文化への提言が見えてくる。



日本人の食べるものが高脂肪高たんぱくになったのはここ50年くらいのこと。

しかし沖縄は戦後間もなくから昭和47年までアメリカに統治されたため、食生活の高脂肪高タンパク化は他都道府県よりも20年以上早く始まっている。


以前は男女ともに平均寿命トップだった沖縄が急に順位を下げ始めている。

これから日本全国で起きる事が沖縄で20年早く始まっている。


小泉先生は沖縄で起きている事はやがて日本全国の問題になるとしてます。



「米国の統治で沖縄の食文化は失われた」

「米国の肉文化が怒濤のごとく流入し、若い世代は沖縄の伝統料理を受け継ぐ機会のないままアメリカの食文化に染まった」

「意識して伝統料理にこだわっている人以外、沖縄の人はアメリカ的な食生活を送っている」





神奈川新聞

2013/3/13


当研究室が協同で行っている「ご飯を食べよう運動」が、農水省「フードアクションニッポン」

2014年度入賞!

 

2012年の受賞に続き、2度目の快挙を遂げました!


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福島県の天栄米栽培研究会さんを、2011年震災後より現在に至り継続支援しています。写真は2015年の天栄米新米コンクールの様子。


共著「みんなの朝食日記」
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